神明社 三富・富岡総鎮守 通称「富の神明様」
神明社 三富・富岡総鎮守 通称「富の神明様」 埼玉県所沢市中富1507
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──とめのいも(かわごえいも)の はじまり──

林 伊佐雄(監修)  林 伊佐雄/代田 知子(脚本)   渡辺 弘子(画)   三芳町立図書館(協力)
2006年11月23日作成
(参考資料)『吉田弥右衛門物語』 
     井上浩(文) 山田英次(イラスト) 川越いも友の会(発行)

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さて、ここは、今から200年ほど前の江戸の町。

焼きいも屋
「焼きいも〜。甘くておいしいよ〜」

「おねえちゃん、焼きいも十本、ちょうだい」
焼きいも屋
「はいよ」

「最近、江戸では、焼きいもが大人気だね。
このおいしいおイモはどこからくるの?」
焼きいも屋
「千葉の馬加村(まくわりむら)や、
武蔵野の川越あたりからだよ。
川越のおイモはねえ、
新河岸川を、船で運ばれてくるのさ」

「へえ。このおイモ、
あまくて、ほくほくしてるよ」

焼きいも屋
「きっと評判の『富の芋(とめのいも)だよ。 
焼きいものことを、
『栗よりうまい十三里』っていうだろ。
川越から江戸までは、十三里だからね。」


「ふーん。『富の芋(とめのいも)』は、本当においしいや」